RocketHybridのその後

HighPoint TechnologyのRocketHybrid 1220のその後ですが、Marvell Storage Utlityによると最適化が終わったようなので、再度計測してみました。

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CrystalDiskMark 3.0.1 x64 (C) 2007-2010 hiyohiyo
                           Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]

           Sequential Read :   164.122 MB/s
          Sequential Write :   140.165 MB/s
         Random Read 512KB :    69.754 MB/s
        Random Write 512KB :   103.668 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :     0.791 MB/s [   193.0 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :     2.041 MB/s [   498.2 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :     2.146 MB/s [   524.0 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :     1.937 MB/s [   472.8 IOPS]

  Test : 1000 MB [E: 7.4% (216.0/2913.5 GB)] (x5)
  Date : 2011/07/06 22:04:10
    OS : Windows 7  [6.1 Build 7600] (x64)

と言うわけで、最適化が終わっても計測値が復活するということは無いようです。

まあ、HDDより数倍早くなったことは実感できますので、以後はベンチマークの値は気にしないでおこうと思います。

ところで、下のイメージが実際のMarvell Storage Utilityの画面になります。





マニュアルにもあまり詳しいことは書かれてないのですが、とりあえず、SSDの部分は「Fixed」「Occupied」「Flexible」「Available」の4つの領域に分けて管理されているようです。

「Fixed」は下のアプリケーションの一覧で「Cache」を選択したものや、「Advanced」のボタンを押すとルート直下のフォルダ名の一覧が表示されて選択できるので、それらのファイルが格納されるのだと思います。

ちなみに「Program Files」「Program Files (x86)」「Users」のフォルダは最初から選択できないようになっているので、おそらくデフォルトでキャッシュされているのではないかと思います。

続いて「Flexible」は直近で使用されたファイルがキャッシュされるのではないかと思われます。「Available」はおそらく空き領域で、「Occupied」は良く分かりません。

現在、私のドライブでは「Fixed」34%、「Flexible」30%、「Available」36%となっています。「Occupied」の領域はありません。

最初はSSDが空いていればあるだけ使ってしまって、速度が遅くなってしまうのではと思っていましたが、その辺は空き領域を確保するようになっているようです。

「Trim」とかもやってくれてたりするんですかね?

それから、1週間使ってみてひとつ不具合に気がつきました。

どうもスリープに入った後、復帰した時にRocketHybridのディスクが認識されなくなることがあるようです。

発生条件は良く分かりませんが、必ず起こるわけではなく、比較的長時間(1時間ぐらい?)スリープした後に復帰すると発生するようです。

そうなると、このディスクから起動していたアプリはほとんど異常終了することになるので、正直スリープはあまり使わなくなりました。

ただ、この現象は私が使ってるマザーボード(MSIのP55-GD65)との相性や設定の不整合とも考えられます。

回避方法をご存知の方がいらっしゃったらご指南お願いします。