BORGが来た!! - ホビーる日記

「BORG」と言っても某SFドラマに出てくる「抵抗は無意味だ」のボーグじゃありません。

以前、NEX-5を買った時の日記で、外に撮影に行きたいなと書きましたが、前からやってみたかったことに「野鳥の撮影」というのがありました。

ただ、今のところNEX純正の望遠レンズにはSEL18200という型番の18mmから最大200mmまでのズームレンズしかありません。焦点距離200mmだと35mmフィルムのカメラに換算して300mmぐらいなので野鳥を撮るにはちょっと物足りません。しかも定価が99,750円とかなり良いお値段です。

それにソニーのEマウントレンズのロードマップによると今年、同じ200mmでも始まりが55mmからと、だいぶ安く成りそうな望遠ズームの発売が予定されています。

そこで、純正以外のもっと焦点距離の長いレンズを買ってマウントアダプタ経由で使おうかとも思ったのですが、Eマウントの仕様が公開されたので、後からEマウント対応のレンズが出て来ると後悔しそうです。

で、どうしようかといろいろなサイトを見ていたのですが、そこでこのBORGという天体望遠鏡で撮られた野鳥の写真に出会いました。

これが羽毛の毛の1本1本が見えるぐらいすごい鮮明なんですよ。代表的なのはメーカのサイトの作例集にあるこの写真とかですね。

(クリックするともっと大きなサイズで別ウィンドウに表示されます)

元が天体望遠鏡なのでオートフォーカスや手振れ補正の機能はありませんが、逆に言えば後からそれらの機能が使えるEマウント対応の製品が出て、悔しがることも無いわけです。

NEXも含めていろいろな種類のカメラ用マウントが用意されていますが、どれを使っても基本的にマニュアルで操作することになります。

結局、カメラ用としては一番スタンダードと思われるデジボーグ77EDII 望遠レンズセットと言うのを買ってしまいました。

うーん、カメラ本体より高い・・・(^_^;

カメラ趣味ではレンズの方が本体より高いのは当たり前のことのようです。

この77ED IIという製品は焦点距離が510mm、標準でついてくる1.4倍のテレコンバーターをつけて714mmですが、普通のカメラの望遠レンズはそれぐらいの焦点距離になると平気で何十万円から、上は100万円オーバーするようです。

もちろん、それらの望遠レンズはオートフォーカスも手振れ補正も効くし明るいのですが、解像度の点だけで言えばBORGもいい線を行っているようです。

で、BORGが届いて最初に撮影に行って、撮れたのが下の写真になります。

昨日、TVアニメ「花咲くいろは」の第4話「青鷺ラプソディー」で活躍していたアオサギさんです。
(これを見ていて、このエントリーを書こうと思っていたのを思い出しました)

オリジナルサイズの4592 x 3056ドット

横幅3200ドットで切り出し

横幅1600ドットで切り出し

横幅800ドットで切り出し

横幅360ドットで切り出し

ブログ上では横幅360ドットで表示するように指定してあるので、一番下の360ドットで切り出したものが等倍表示(縮小されていないイメージ)になります。

テレコンバーターをつけているので焦点距離は714mm、35mm換算で1000mm超になります。それで、この解像度はやっぱりすごいと思います。
(完全にピントあってないのもバレちゃいますが)

今回は、はてなフォトライフの方も800ドットに縮小されたイメージだけでなく、オリジナルサイズのイメージも残してあるので、お暇な方は写真をクリックしてフォトライフのページの「オリジナルサイズを表示」のリンクから見てみてください。

それにしても、自分が撮影している2時間あまりの間、このアオサギはずっと前を行ったり来たりしながら、ひたすら餌を探しては食べていました。自然というのはやっぱり厳しいものですね。(自分が帰る時もまだ探していました)

そんな食物連鎖の一端です。

何か見つけるとくちばしを水の中に突っ込んで・・・

でっかいミミズみたいのを引きずり出し・・・

空中に放り投げた瞬間、すごい勢いでくちばしが・・・

パックンチョッ!!

まあ、食べられる方も逃げるために頑張っているようです。

今回はたまたま、目の前をひたすら行ったり来たりしてくれるアオサギさんが居たので、比較的容易に撮影することが出来ましたが、やっぱりマニュアルでピントを合わせるのは中々大変ですね。

横に動いてる分には良いですが、前後に動かれてしまうと全然ピントを合わせられませんでした。

カワセミなんて撮れるようになるのは、相当先のことになりそうです。
(その前にどこに行けば会えるのやら・・・)