この娘とブレード ランナー
この娘のボディとすべく購入したMDD未来には「瞳の取り付け状態に関するご注意」という1枚紙が入っていました。
ドール初心者の映画ファンなら千人が千人、この紙の内容を読んで「ブレード ランナーかよっ!!」と声を上げたと思います。
なぜなら、この紙にはアイのはずし方として「ヘッドを取り外して両手で持ち、正面から瞳のみにゆっくりと力を加えてはずします。」と書いてあるからです。
(いや、ドール経験者なら当たり前のこと何でしょうけど)
「ブレード ランナー」という映画には、レプリカントと呼ばれる人造人間(?)が自身の設計者である博士を殺害するシーンがあるのですが、その方法がこの紙に書かれているのとそっくりなんですね。(「ヘッドを取り外し」はしてないですが)
このシーンは元々感情の無いはずだったレプリカントが「怒り」と「悲しみ」、「苦しみ」と「喜び」のない交ぜとなった表情を見せる名シーンなのですが、殺害方法が残酷だということで最初の映画版では殺害シーン自体はカットされてたりします。
ちなみに「ブレード ランナー」という映画はバージョン違いの多い映画で、「劇場公開版」「完全版」「ディレクターズ・カット版」「ファイナル・カット版」の4種類があります。
しかもメディアもLD、DVD、BDで同じのが出ていたり、全部のバージョンをまとめた「アルティメット・コレクターズ・エディション」があったりという感じで、「いったい何回買わせれば気が済むんだ?」と言いたくもなります。
ところで、何でこんな話から始まったかというと「出来れば一生やりたくないなぁ」と思っていたこの娘のアイの調整をしなければいけなくなったからなんですね。
ここのところ寒暖の差が大きかったからか、あるいは髪をカットしているときに指でも当たってしまったのか、この娘のアイが下にちょっとずれていることに気がつきました。
まあ、この娘のアイはパテとかでしっかり固定されているのではなく、「ひっつき虫」というので仮留めしてあるだけなので、後から調整が効く分ずれてしまったりもします。
一度気がついてしまうと、もう気になって仕方がありません。
(以前の写真を見直すと、家に来た時には既にちょっとずれてました)
しょうがないのでウィッグを外して後頭部のフタを開け、指を突っ込んで調整してやりました。
しかし、前にも書いたように今のウィッグはちょっと小さ目で最初に被せる時にだいぶ苦労したのですが、今回も大変でした。
どうにか被せた後は髪型が乱れまくりだし・・・
これからウィッグを外すときは一緒にアイの調整もしてあげるようにしたいと思います。