セーラー服と機関銃
ドール関連ネタがつきたので1/6 フィギュアの話題に行きたいと思います。
自分が持っている1/6 フィギュアにタカラトミー製のクール ガールというシリーズの「プロテクトギア 鷲尾 翠 ジャーマン グレー Ver.」というのがあります。
「プロテクトギア」というのは押井守 監督の「紅い眼鏡」「ケルベロス 地獄の番犬」という実写映画や、藤原カムイの「犬狼伝説」というコミック、沖浦啓之 監督のアニメ映画「人狼 JIN-ROH」などに出てくる「首都警特機隊」の「突入隊員」が装備する「特殊強化装甲服」です。
ドール関連とは無縁な単語が並びますが要は「思いっきり物騒な機動隊員が装備する戦闘服」とでも思ってもらえばそれ程遠くないと思います。
自分の中では「プロテクトギアは真っ黒」というイメージがあるので、本当はマット ブラック Ver.が欲しかったのですが、こちらの方がかなり安く売られていたので買ってしまいました。
実物を見るとジャーマン グレー Ver.の方がより兵隊っぽいというか、リアルっぽいですね。現実にプロテクトギアが配備されたらこちらの色だろうなという気がします。現実では黒一色というのは返って目立ちますしね。
ただ、やっぱり黒一色と比べると、そこにいるだけで発生する圧力みたいなものがジャーマン グレー Ver.だと少なめな気がします。
ところで、この鷲尾 翠モデルは女性ですので、ごついプロテクターを着けていても良く見るとちゃんと女性のプロポーションをしているところが良く出来ていると思います。
ただ、これは原作の設定からそうなので仕方ないのですが、本来プロテクトギアの主力装備はMG34というドイツ製の機関銃なのですが、鷲尾翠は狙撃手なのでこの製品には付いてきません。
個人的には女だてらにデカい重火器というのが「エイリアン2」のバスケス以来好きなのでMG34が欲しいところです。
そこで、1/6スケールのMG34を単品で売ってないかと探してみたところ、宇宙船というお店でDIDという会社の商品が売っていました。
しかも、一緒にMG42というモデルの機関銃も売っていたのです。
MG42はMG34の後継で「ヒトラーの電動のこぎり」と言われた機関銃です。シルエットがMG34より角ばっていて、見ため的にはこちらの方が好みです。
原作もアニメ映画の「人狼」ではMG42に変更になっています。(「MG34は作画が大変」という理由だそうですが)
結局、迷った末に両方買ってしまいました。
数日して両方とも家に届きましたが、フィギュアに付属している武器と比べるとメタル製で小さい割りに重いです。
さすが、単品でそれなりの値段がする商品です。
しかし、出来は良いのですが、重すぎてフィギュアが持てないというか、ポーズを維持できないです・・・orz
ちなみに重さは家にある0.5g単位で量れるハカリで測定したところMG34が75.5g、MG42が95.5gでした。本物はMG42の方が軽いはずなんですが・・・
(ところで、このハカリの裏側に「北海道」「東北」「関東〜九州」「沖縄」を切り替えるスイッチがあるのに始めて気がつきました。やっぱり重力加速度が違うから?)
しかも、この商品は弾帯もメタル製の弾丸が留め具にひとつひとつセットされているという凝りようで、弾帯だけで17gあります。
付属の武器がプラスチック製で軽いのは、単に安いからという訳ではなくて、フィギュアに持たせたときのことを考えているんですね。
とりあえず、MG34の方を持たせてみました。
このエントリーのタイトルは「セーラー服と機関銃」としましたが、当然「セーラー服」は翠姉さんではなく、この娘の方に掛かっています。
(学生服ではないけど一応セーラー カラーの服なので)
でも、やっぱりおもちゃとはいえ、この娘に重火器を持たすのはやだなぁということで、翠姉さんにがんばってもらいました。
しかし、MG42の方はちょっと重過ぎるので付属のラフェッテ42と言われる銃架にセットするだけにしておきました。
ちなみにこの銃架だけで228gありました。
ところで、自分はこのプロテクトギアは「アクション フィギュア」だと思っていたのですが、クールガールのシリーズは「ドール」に分類されてたりもするようですね。
「フィギュア」と「ドール」の境界はどこなんでしょう?