BORGで日食

今日5/21は私が住んでいるところでも金冠日食が見られました。

以前、野鳥の撮影用にBORGの77ED IIという望遠鏡を買いましたが、元々は「天体望遠鏡」なので日食を撮影してみることにしました。カメラはNEX-5です。

そのままでは太陽を直接写すことは出来ないので、サウザンド・オークス・オプティクス社というところの明るさを10万分の1にする太陽撮影用のフィルターを買いました。

通常と色味が変わらないNDフィルターとは違って黒点が良く分かるように太陽の色が実際よりオレンジがかって見えます。下の写真は別の日に試し撮りしたものです。真ん中ちょっと右下に黒点があるのが分かります。





今日は朝から曇り空で太陽が全然見えなかったのですが、金環食になる直前で雲の切れ間から太陽が顔を出してくれました。






太陽自身が地獄の業火の中にあるように見えますが、周りのオレンジのは雲です。シャッターが数秒から数十秒開いているので盛大に流れて写っています。

曇りの日では10万分の1に減光するようなフィルターは明らかに減光しすぎなのですが、他のフィルターは持っていないので仕方ありません。

そして直ぐに完全な金環食になりました。







この時も雲がかなり厚かったので、日食グラス無しで肉眼でも太陽がリング状になっているのがはっきりと見えました。あらかじめ日食のあることを知っていなかったら、誰かが空で○×ゲームをやってるような冗談みたいな風景でした。

そうして、この後もとりあえず太陽は見えていましたが、常に雲があってクリアに太陽が見えることは一度もありませんでした。












というわけで、BORGの性能を活かすことは出来ませんでしたが、とりあえず金環食の状態が撮れたので満足です。

次は6/6に金星の太陽面通過というのがあるそうですが、どうしようかな?